COLUMN
<有明海クリーンアップ作戦について紹介します>
「有明海クリーンアップ作戦」について紹介します。
有明海は福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県の4県に囲まれた日本最大の干潟です。
筑後川をはじめ多くの河川が流れ込むため栄養分が多く、魚介類の成育場であり、全国有数のノリ養殖漁場になっています。また、ムツゴロウ、エツ、ワラスボ、ハゼクチなど他では見られない生物が23種類も生息しています。
しかし、現在、海洋ごみによる海洋汚染が世界中で深刻な問題となっており、このまま何の対策も行わなければ2050年には海に棲む魚の数よりもゴミの数のほうが多くなると言われています。
有明海にもたくさんのゴミが流入し漁場環境を悪化させ、ノリなどの品質の低下を招く等の大きな被害を与えています。
この有明海クリーンアップ作戦は、漁場環境保全のため福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県の4県が一斉に有明海沿岸の清掃活動を実施しているものです。
佐賀県では令和5年8月17日に漁業関係者の方々と連携して実施しました。7月の大雨の影響で多くのゴミや流木等が漂着していましたが、参加していただいた方々のおかげで回収することができました。
少しでも多くの方々に有明海クリーンアップ作戦について知っていただき、環境保全に対する意識をもっていただけたら幸いです。豊かな海を守るため、ぜひ皆さんも環境保全に努めていきましょう。
【私たちにできること】
・エコバック、マイボトルを使おう
・プラスチック製のスプーン、フォーク、ストロー等をもらわない
・つめかえ用ボトルなど、くり返し使えるものを使おう
・ゴミは決まった場所・時間に分別してだそう
・外出時に出たごみは持ち帰ろう
・清掃活動に参加しよう