COLUMN

有明海の珍しい生き物【ムツゴロウ】

有明海には珍しい生き物がたくさん生息しています。
その中でも馴染み深い「ムツゴロウ」について紹介します。

【ムツゴロウの見頃】
ムツゴロウは5月から8月にかけて干潟上での行動が活発になります。
特に、6月から8月までは産卵期であり、オスはメスにプロポーズするためにぴょんぴょん飛び跳ねます。

【ムツゴロウの産卵】
ムツゴロウの産卵は、巣穴の天井に1万個ほどの卵を産みつけます。
オスが卵を守り、外の空気を産卵室に運び続け、約1週間で卵からふ化します。

【ムツゴロウの観察スポット】
○東よか干潟(佐賀市)
海岸沿いの遊歩道や、展望台から有明海の生き物を観察できます。
周辺には「東よか干潟ビジターセンターひがさす」や「干潟よか公園」があります。

○道の駅 鹿島(鹿島市)
有明海に隣接した道の駅です。干潟に近づいて有明海の生き物を観察できます。
干潟体験、伝統業法体験、干潟展望館、直売所があります。

○海遊ふれあいパーク(小城市)
見学用の通路から、有明海の生き物を間近に観察することができます。
ムツゴロウ・シオマネキの保護区や、干潟体験場、芝生の公園、オートキャンプ場があります。ムツゴロウをモチーフにしたトイレも印象的です。

海遊ふれあいパークのトイレ

環境の変化や乱獲によりムツゴロウは減少しています。
ムツゴロウ観察を通して、生物の保護や共生について考えてみましょう。